タカヤマ マキ
  高山 真希   リハビリテーション学部 理学療法学科   助教
■ 標題
  後出し負けじゃんけんが背外側前頭前野を賦活させ痛みを抑制させる
■ 概要
  背外側前頭前野の賦活は、中脳水道周囲灰白質を介し下行性疼痛抑制機構を働かせ、痛みを抑制する。慢性疼痛は、下行性疼痛抑制機構の機能が低下することにより、痛みが遷延化する。後出し負けじゃんけんは、背外側前頭前野を賦活し下行性疼痛抑制機構を介し、痛みの要素である苦悩や苦痛を改善すると仮説を立てた。本研究は、後出し負けじゃんけんが慢性疼痛患者の苦痛や苦悩を改善させるかを明らかにする。慢性疼痛患者35例をじゃんけん群17例と後出し負けじゃんけん群18例に振り分け、主観的評価と神経生理学的評価を実施した。結果、後出し負けじゃんけん群は、下行性疼痛抑制機構の賦活を示し、破局的思考、不安の低下を示した。後出し負けじゃんけんが慢性疼痛患者の苦悩や苦痛を改善させる可能性が示唆された
  ◎佐久間 俊輔, 金原 一宏, 足立 功浩, 田中 真希, 寺田 和弘
  共著   慢性疼痛   日本慢性疼痛学会   37(1),97-103頁   2018/12