イイダ タエコ
  飯田 妙子   リハビリテーション学部 作業療法学科   助教
■ 標題
  静岡・愛知県内における精神科作業療法士による青年期以降の発達障害支援の現状
■ 概要
  精神障害領域では青年期以降に発達障害と診断される患者が増加しているが,支援実績の蓄積不足や支援者の専門性・スキルに関する課題が指摘されている.本研究では,精神障害領域における青年期以降の発達障害支援の実態,作業療法士(OTR)の現状・課題を明らかにするために質問紙調査を実施した.静岡・愛知県内87施設に質問紙(無記名)を郵送し,41施設のOTRより回答を得た.その結果,OTRによる介入・支援の成果を実感している施設は75.6%である一方で,90.2%の施設が課題を感じていた.具体的には,個別対応の困難さやマンパワー不足といった支援者側の体制,対象者の多様な症状への対応の難しさ,OTRの知識・経験不足,制度面等,課題は多岐にわたることが明らかとなった.この現状を踏まえ,OTRが介入・支援を実施する環境を考慮しつつ,質の高い支援を提供できるようなシステムの開発・研究を早急に進めていく必要があると考える.
  ◎飯田妙子、藤田さより、新宮尚人
  共著   リハビリテーション科学ジャーナル   21,19-30頁   2026/03