タニ テツオ
  谷 哲夫   リハビリテーション学部 言語聴覚学科   教授
■ 標題
  『左前頭葉内側面損傷後超皮質性運動失語を呈した1例におけるAcquired Stutteringの分析』
■ 概要
  46歳の右利き女性.脳出血後,超皮質性運動失語を呈した.MRIにて左前頭葉内側面,前部帯状回の一部および脳梁体部の損傷が認められた.本例のspeech dysfluencyはstutteringと診断され,脳病変によるneurogenic stutteringと精神的ストレスによるpsychogenic stutteringの両面の特徴を有すると考えられた.本例のneurogenic stutteringの発現メカニズムについては,脳梁体部の損傷による左右大脳半球のdisconnectionに加え,前頭前野と前補足運動野の損傷により,基底核の神経機構が破綻した結果と考えられた.
  谷哲夫,清水倫子,赤根良,天田 稔(日高病院リハセンター 言語療法室)中川勝豊(白根クリニックリハセンター言語療法室)
(筆頭論文)

  共著   失語症研究,20   327-336頁   2000/12