ミズシマ フミノ
  水島 史乃   看護学部 看護学科   准教授
■ 標題
  進行した胃がんによる症状コントロール困難を抱えながらもやりたいことがあり家に帰りたいと強く訴えるEさんの危機(アグィレラの危機問題解決モデルによる分析)
■ 概要
  事例は症状回復が困難であることに対する無念,いらだち,焦りから,不均衡状態であった.そして,症状回復ややり残したことを片付けたいという,均衡回復への切実なニードを持っていた.事例における,1.出来事の知覚,2.社会的支持,3.対処機制について整理して,それら3つの状況に対する看護介入を考案した.1では事例の苦悩や思いの表出をはかり,やりたいことを周囲のサポートを得ながら実現できる援助をあげた.2は事例の強い在宅療養希望に対して,個別性をふまえた具体的な社会的資源をあげた.3は事例の対処機制を分析したうえで身体的苦痛の緩和と日常生活動作能力低下への動作支援を検討した.
  編集:小島操子
  共著   看護における危機理論・危機介入 第4版 フィンク/コーン/アグィレラ/ムース/家族の危機モデルから学ぶ   金芳堂   124-137頁   2018